今回のおすすめゲーはコチラ。オインクゲームスの『海底探検』。
その名の通り、海深く潜って行き宝を回収して再び潜水艦に戻って来るのが目的のゲームです。

内容物はこんな感じ。
潜水艦プレート、3までしかないダイス2個、探検家コマ6個、酸素マーカー(白い四角い物体)、ブランクチップ、遺跡チップ(レベル1〜4各8枚づつ)。

まずはこんな感じで「潜水艦プレート」の下から「遺跡チップ」を裏向きにしたまま良く混ぜて、レベルの低い順番に一列に並べていきましょう。
レベル順に一列につながっていれば、列の形はどう曲がっていても問題ありません。
狭いテーブルの上でプレイするならグネグネ曲げてもいいでしょう。
この遺跡チップの列がプレイヤーの進む道になります。
今回は3人でプレイしたと仮定します。
各プレイヤーは「潜水艦プレート」に「探検家コマ」を置きます。
「潜水艦プレート」には酸素の使用限界を示すタイマーが記されています、スタート時は酸素が満タンの「25」の所に「酸素マーカー」を置きます。

準備ができたところでいざ探検!今回は赤→黄色→緑のプレイヤー順でプレイします。
まず、自分のターンになったら最初に「潜るか潜水艦に戻るか」進行方向を決めます。一度決めたらそのラウンド中はもう進行方向を変える事ができません。
当然、最初は潜水艦内にいるのだから戻りようがありませんので強制的に潜ります。
ダイスを2個同時に振って出た数進みます。

止まった遺跡がまだ誰も手をつけていない場合は、その遺跡チップを獲得する事ができます。
遺跡チップを獲得する場合は、そのチップの代わりに「ブランクチップ」を置きます。
これで赤の人は宝を1つゲットしました!
獲得した遺跡チップの裏」には得点が記されていますが、ゲームが終わるまでは見てはいけません!チップは裏向きのまま自分で持っていましょう。
遺跡チップはレベルが大きいほど得点が高くなります。浅瀬には安いお宝しかありません、深海に行くほど凄いお宝が眠っているのですよ。

次は黄色の人の番です。
ダイスを振ったら赤の人と同じく5が出ました。すでにその場所は採掘されているので何も取れません。
また、他のプレイヤーがいる所は並ぶ事ができないので、その場所は飛ばしてコマを進めます。
そんなワケで緑のプレイヤーも進んで、また赤の人の番になります。
さて、最初にあった通りダイスを振る前に「このまま潜るか潜水艦に戻るか」を決断します。
まあまだ酸素も満タンだし、始まったばかりなので潜りましょう。

さて、その「酸素」。
「遺跡チップ」を獲得していたら、自分のターン開始毎にその持っているチップの数だけ「酸素マーカー」が移動します!
この場合、チップを1枚獲得しているので酸素マーカーが1動きます。酸素が減りました!
(酸素の減るタイミングは各プレイヤーの手番の最初)
最初にも説明ありましたが、こんな感じで酸素マーカーが最後までふり切ってしまったら、潜っているプレイヤーは全員溺れてしまいます。
そうなると獲得していた遺跡チップは海の底に再び沈んでいってしまい獲得数ゼロ!
酸素ボンベは潜水艦に1つだけ!プレイヤーみんなで共有しているので、ムダ使いはみんなの迷惑になります!
お宝は程々に獲得しましょうw
なので、酸素マーカーがある程度まで減ってきたら欲張らずに早く潜水艦に戻った方が良いのです。

赤の人:「まあまだ2順目なので問題ないっしょ?ダイス振って潜りますよー」
ここで注意。
「遺跡チップ」を獲得していて、減るのは酸素だけじゃありません。
ダイスを振って出た目も所持しているチップの数減らされます。
つまり、ダイスで4出ても遺跡チップ1枚持っていたら3歩しか進めなくなります。
当然ですよね、お宝は重いですもん、その分動きも鈍くなりますよねw
そう知るともうお解かりですよね、欲張って遺跡チップを6枚持っていると1歩も動けなくなりますw
その分酸素もガンガン減るのでもうピンチ!どうあっても潜水艦に戻れません。

そんなこんなで探検家たちはどんどん海底深くまで潜っていきます。
あーあー、緑の人そんな深海まで潜って大丈夫ですかいな・・・・

なお、すでに獲得されてブランクチップの置かれている所に止まったら、持っている遺跡チップを任意で選んで戻す事が可能です。(当然、チップの裏の得点を見てはいけません。裏の状態で戻します)
黄色の人:「やばいぜ!あんまり持っていると動けねえぜ!惜しいがこのお宝は1個ここに置いていくぜ!」
こうする事で当然、酸素の減りやダイス目の減りを軽減できるワケです。

さあもう酸素が限界です、みんな浮上してきています。赤の人は浮上する決断が早かったので、ギリギリで潜水艦まで戻る事ができました!
他の人は・・・こりゃダメですねw

残念ながら黄色と緑の人は潜水艦に戻るまでに酸素が尽きてしまいました。溺れてしまいました、獲得していたお宝は再び海の底へ・・
これで1ラウンドが終了です。
これを3ラウンド行って獲得したお宝の合計が多い人の優勝です。
同じ合計数の人が出た場合は高いレベルのチップを多く持っていた方が勝者となります。

次のラウンドを開始する時は、ブランクチップを全て取り除いて遺跡チップを移動して詰めます。

そして列の一番後ろに「溺れて獲得できなかった人のチップ」を、一番深くにいた人の物から順番に「3枚づつ積んで」並べます。
この3枚積んだチップはそのラウンドから「1枚」として扱います。でも獲得すれば3枚分の数値がもらえます!

さて、ゲームは結局残り2ラウンドみんな欲張った為に全員溺れるというマヌケな結果で終了。
優勝は1ラウンド目を生還できた赤の人だけ。ここで始めて獲得したチップをオープンして得点を確認できます。
獲得したチップは全部で15点でした。やったね!
といった具合で無謀な欲張り探検家が1人でもいると他のメンバーの命も危険にさらされるという、ある意味チームワークも大事なゲーム、かもしれませんw
ともかく今までのオインクゲームス作品から見ると、かなりゲーム性の高い面白さでユーザーからの評価も良いです。
相変わらずのコンパクトなコンポネンツで持ち運びも苦にならない、バッグに入れておけばいつでもどこでも深海探検できます。
6人までプレイ可能、英語マニュアルも付属しているので外人さんとも遊べます。